悔やむことも経験、経験に多すぎはない

フィンセント・ファン・ゴッホ

何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう。

何かをうまく語ることは、何かをうまく描くことと同様に難しくもあり面白いものだ。線の芸術と色の芸術とがあるように、言葉の芸術だってそれより劣るものじゃない。

私は絵の中で、音楽のように何か心慰めるものを表現したい。

人間は毅然として、現実の運命に耐えていくべきだ。そこに一切の真理がひそんでいる。

与えようとばかりして、貰おうとしなかった。なんと愚かな、間違った、誇張された、高慢な、短気な恋愛ではなかったか。ただ相手に与えるだけではいけない。相手からも貰わなくては。

99回倒されても、100回目に立ち上がればよい。

もし、黄色と橙色がなければ、青色もない。

女が愛し、愛されると彼女は変わる。誰も彼女にかまわなくなると、精神が乱れてその魅力が失われる。

常に悲しみを要求する人生に対して、僕らにできる最上のことは、小さな不幸を滑稽だと思い、また大きな悲しみをも笑い飛ばすことだ。

絵を描き始める前に、すでにそれは私の心の中に形作られている。

私は、自分の作品に心と魂を込める。そして制作過程では我を失う。

私はいつも、まだ自分ができないことをする。そのやり方を学ぶために。